
単にランプを交換するだけではダメです(効果はありません)
よくある間違いとして、顧客が加熱回路に「冷たい部分」があることに気づき、2000Wのランプを3000Wのものに交換してしまうことがあります。
彼らは、出力が高ければ問題が解決すると思っていますが、実際にはそうではありません。
本当の問題は出力そのものではなく、反射器の設計です。もし反射器の形状が適切でなければ、実際には加工対象物を加熱しているわけではなく、機械自体を加熱しているだけです。
方向性のある加熱のコツ
IRランプは、エネルギーをあらゆる方向に放出する電球のようなものです。反射器の役割は、間違った方向に行くエネルギーを取り戻し、前方に向けて送り出すことです。
しかし、注意点があります。それは焦点です。
もし反射器が300mmの管用に設計されているのに、加熱対象物がわずか50mm先にある場合、問題が発生します。結果として、不均一な加熱や、最悪の場合はPETボトルが変形してしまいます。
金素材とアルミニウム素材の違い
使用する波長によって、通常は金メッキまたは磨かれたアルミニウム素材が使われます。
短波長のIRを使用する場合は、特定の波長を反射できる素材が必要です。この場合、金が最適です。ただし、コストが高くなります。
一方、磨かれたアルミニウムは多くの人にとって最適な選択肢です。機能はしますが、時間が経つと酸化してしまいます。表面にキズがつくと、熱伝達効率が著しく低下します。そして、一度劣化したコーティングは簡単には修復できません。その場合は、反射器を交換するしかありません。
なぜ直接現地に行くのか
私たちはカタログから部品を販売することはしません。なぜかというと、工場内の環境は常に変化しているからです。空気の流れやコンベヤーの速度、既存の遮蔽装置など、これら全てが物理的な条件を変えてしまいます。
だからこそ、私たちは現地に行き、実際にどのような状況かを確認します。おそらく、反射器が少し傾いているだけかもしれません。または、加熱対象物に対して反射器のサイズが大きすぎるかもしれません。
新しいランプを取り付けるだけでは、不良な角度を解決できません。私たちは問題の原因を見極め、焦点距離を調整し、適切な部品を提供します。これが、3ヶ月ごとにランプを交換するという面倒な状況を解決する唯一の方法です。